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約40年の試行錯誤——淡路島3年とらふぐが生まれるまで

南あわじ市の福良港でトラフグの養殖が始まったのは、今から40年ほど前のことです。当初は出荷前にふぐが死んでしまうことも多く、試行錯誤の連続だったといわれています。淡路島は養殖に適した温暖な海域ではなく、むしろ低水温という点で難しい環境でした。

転機となったのは、「低水温だからこそ、時間をかけてゆっくり育てる」という発想の転換でした。試行錯誤を重ねるなかで3年養殖に本格的に取り組み始め、約20年後には実績が安定してきたといわれています。

福良漁業協同組合の漁業者たちが一丸となって長期養殖の技術を磨き、地域の観光・飲食業とも連携しながらPRを続けた結果、「3年とらふぐの産業化に全国で初めて成功した」と農林水産省も評価しています。

そして2024年1月29日、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度において「淡路島3年とらふぐ」が第144号として登録されました。GI登録とは、その土地固有の環境や人々の技術によって育まれた産品のブランドを国が保護する制度で、関西圏の水産物では初めての認定となりました。

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