星野リゾート「リゾナーレ熱海」は7月20日〜8月31日の期間、漁師の仕事や未利用魚をテーマに海の未来を学ぶ1泊2日の宿泊者向けプログラム「Fisherman’s Academy ~夏休みの自由研究~」を開催します。
小学生と保護者を対象に、地元の魚屋によるレクチャーや刺し網漁の体験、市場での競り見学、未利用魚を使った調理体験を行い、廃棄されがちな魚がもつ可能性と、水産資源の課題に触れることができるプランです。
体験の成果は、ワークシートとして自由研究にまとめて持ち帰ることができます。
漁師の仕事と未利用魚を体験から学ぶ1泊2日
プログラムの舞台となるのは、全室オーシャンビューで相模湾を望むリゾートホテル「リゾナーレ熱海」です。
静岡県・熱海周辺は多様な漁業が発達する一方、市場規格に合わない魚が未利用魚として十分に活用されていない現状があり、本企画はそうした課題を親子で学ぶ機会として企画されたといいます。
世界的にも、漁獲された魚の約3〜4割が利用されないまま廃棄されているとされており、未利用魚の有効活用は水産資源管理の重要なテーマとなっています。
未利用魚についての事前学習
1日目は、熱海魚市場で地元の魚屋から未利用魚について学ぶ事前学習からスタートします。
市場に出回る魚と未利用魚を見比べながら、サイズや形、身の付き方、匂いなどの違いを観察し、なぜ「未利用魚」とされるのかを子どもにも分かりやすく解説します。
市場に出回る魚と未利用魚を実際に観察(提供:星野リゾート)また、実際に魚をさばき、チャートを用いて活用方法を学ぶことで、翌日の漁体験への理解を深めます。
刺し網漁に挑戦 魚がかかった手応えを体感
2日目の早朝には、地元漁師の指導のもとで刺し網漁に挑戦。参加者は海に仕掛けた網を力いっぱい引き上げ、魚がかかった瞬間の手応えを体感します。
地元の漁師の協力のもと「刺し網漁」に挑戦(提供:星野リゾート)前日に学んだ未利用魚が実際に網にかかることもあり、これまで意識してこなかった魚たちの存在に気づくきっかけになりそうです。
魚の「流通」と「食べる」までを学ぶ
漁を終えると、参加者は熱海魚市場に移動し、獲れた魚を卸す荷揚げ作業を体験。自ら計量した魚に値段がつき、競りで落札されていく様子を間近で見学することで、普段食卓に並ぶ魚がどのような流通のプロセスを経ているのかを学ぶことができます。
熱海魚市場にて競り見学(提供:星野リゾート)ホテルへ戻った後は、未利用魚の特性を生かしたランチプレート作りに挑戦します。
骨が多い魚はミンチにしてハンバーグに、傷みやすい魚は煮込みスープに、小さな魚はフィッシュアンドチップスにするなど、魚ごとに適した調理法をチャートで確認しながら調理します。
その後は、本プログラム専用のワークシートに、体験を通して学んだことや気づきを記入。スタッフが撮影した写真を貼り付けながら1泊2日の流れを振り返り、自由研究として提出できるレベルのレポートを完成します。
オリジナルワークシート(提供:星野リゾート)過去の参加者からは、「未利用魚も調理の工夫でおいしく食べられると分かった」「競り見学を通して魚の流通を身近に感じられた」といった声が寄せられているそうです。
夏休み期間限定で行われるプログラム
「Fisherman’s Academy ~夏休みの自由研究~」は、7月20日〜8月31日の毎週月曜日・木曜日出発で1日1組(最大4名)限定で実施されます。
料金は親子2名で5万5000円(追加1名につき1万円、いずれも税込)で、魚屋によるレクチャーや漁体験、競り見学、調理体験、ランチプレート、ワークシート、レンタルウェアの利用が含まれます。 対象は小学生以上の宿泊者で、リゾナーレ熱海の公式サイトから参加希望日の7日前17時まで予約を受け付けています。
夏休みの自由研究だけでなく、親子の思い出づくりや、海の環境や水産資源について考えるきっかけを求める家族にも注目のプログラムとなりそうです。
※2026年4月25日時点の情報です
(サカナト編集部)