水産物をはじめとする「海の恵み」を起点に、環境と健康、そして地域漁業の持続性を両立させる──。
UmiosとJR東日本、東京大学プラネタリーヘルス研究機構(RIPH)、Phicの4者は新ブランド「umios Planet」を本格始動しました。
各社・各機関の強みと最先端のサイエンスを掛け合わせ、「地球益(プラネタリーヘルス)」の実現に向けた中長期の研究や商品開発に取り組んでいくプロジェクトです。
「umios Planet」とは
「umios Planet」は2024年、当時のマルハニチロ(現Umios)と、JR東日本、東京大学が提唱した「プラネタリーヘルスダイエット」の思想を基盤に、日本パスツール研究所傘下のPhicがハブとなって構想されてきたプロジェクトです。
Umios Planetとは(提供:東日本旅客鉄道株式会社「TAKANAWA GATEWAY CITY」PR事務局)Umiosの食の供給力、JR東日本の駅や街を通じた顧客接点、東京大学のサイエンス、Phicのグローバルな知見を結集し、地球・消費者・漁業従事者の“三方よし”となるバリューサイクルの構築を目指しています。
サイエンスでひらく「海の恵み」の新価値
Umios中央研究所と東京大学RIPHは、「umios Planet」を通じ、中長期スパンの共同研究を進めていくといいます。
研究テーマは、水産物や加工品の栄養価を損なわない加工プロセス設計、常温でも鮮度と品質を保つ保存技術、個々の体質や健康状態に応じた「パーソナルスーパーフード」、海藻の健康機能の解明、未利用資源の有効活用など多岐にわたります。
こうした知見を、人だけでなくペットや魚を含むあらゆる生き物の健やかさにつなげることで、海洋環境保全と漁業の持続可能な営みに貢献するソリューション創出をねらいます。
TAKANAWA GATEWAY CITYから世界へ
Umiosは今年3月、JR東日本が「100年先の心豊かなくらしの実験場」と位置づける「TAKANAWA GATEWAY CITY」(東京都港区高輪)に本社を移転しました。
東京大学GATEWAY Campusも開設されたこの街を拠点に、ブランド発信や直営販売、体験型プロモーション、顧客データを活用した価値検証などを展開し、取り組みを国内外へ広げていくといいます。
TAKANAWA GATEWAY CITYでは、医療・健康データとSuicaの移動データを組み合わせ、一人ひとりに寄り添った受診や購買、健康アドバイスの提供も目指しており、「umios Planet」もこうした先進的なまちづくりとの連携を視野に入れています。
未・低利用魚をおいしく循環させる
「umios Planet」では、全国の水産現場に眠る未・低利用資源を集約し、季節・地域ごとの未・低利用魚や旬外魚を高付加価値商品へと転換する新たな流通モデルづくりに取り組みます。
商品創出サイクル(提供:東日本旅客鉄道株式会社「TAKANAWA GATEWAY CITY」PR事務局)第一弾として、海藻を食べ、藻場減少の一因ともされる未・低利用魚「クロダイ」を活用し、バゲットに乗せて楽しめるリエット缶詰を開発。水産庁主催の「クロダイのおいしさ認知向上プロジェクト」とも連携し、各地の漁港や地域と共創しながら他魚種にも展開することで、地球益につながる新しい水産流通のあり方を探っています。
海とともにあるライフスタイルへ
単なる商品開発にとどまらず、海を起点にその恵みの価値を再発見することで、地球環境・漁業従事者・消費者の“三方よし”を実現するモデルの構築を目指す──。「umios Planet」は、今後も研究と事業を通じて、海とつながる豊かなライフスタイルを提案していく考えです。
本プロジェクトについての詳細は、umios Planet ブランドサイトで順次掲載されます。
※2026年4月27日時点の情報です
(サカナト編集部)