沖縄県本部町にある沖縄美ら海水族館は6月30日まで、サンゴの産卵時期に合わせた特別企画「サンゴ繁殖展2026」を開催中です。
世界唯一という環境制御による産卵フルコントロール技術を使った展示をはじめ、サンゴ幼生や稚サンゴの期間限定展示、バックヤードでの夜間観察ツアー、公式Instagramによる一斉産卵のライブ配信など、見る・知る・体感するプログラムを通じて、サンゴの繁殖についてわかりやすく紹介します。
“サンゴの産卵”にフォーカスをあてた企画展
「サンゴ繁殖展2026」の目玉が、世界で唯一という環境制御による「産卵フルコントロール技術」を用いたサンゴの産卵展示です。
産卵日時制御水槽のイメージ画像(提供:一般社団法人 沖縄美ら海財団)美ら海水族館は、2020年に水槽内の照明時間を調整し、産卵時間をコントロールする技術を開発。サンゴの産卵を様子を来館者が観察できるようにしたもので、自然界では限られた条件下でしか見られない貴重な瞬間を間近に見ることができます。
会期中は、サンゴの幼生や稚サンゴの期間限定展示も実施。 成体のサンゴだけでなく、卵から幼生、定着して稚サンゴへと成長していく過程を学ぶことができます。
展示エリアには、サンゴの繁殖メカニズムを解説するパネルのほか、卵の匂いを体験できるコーナーも設けることで、さまざまな角度からサンゴの繁殖について学ぶことができるといいます。
夜のバックヤードで産卵観察ツアー
関連イベントとして、琉球大学と連携した夜間のバックヤードツアー「サンゴの産卵みてみnight?!」も初開催します。
6月1日と2日の午後6時30分から8時30分までの開催で、定員は両日とも中学生以上10人。参加費は1人3500円で、5月1日から専用サイトでの事前予約が必要です。
普段は立ち入ることのできないバックヤードの水槽で、研究者と飼育員がサンゴの生態や研究の最前線について解説しながら産卵の様子を観察します。
産卵観察のイメージ画像(提供:一般社団法人 沖縄美ら海財団)タイミングが合えば、サンゴが一斉に卵を放つ“同時産卵”の瞬間に立ち会うこともできるそう。
一斉産卵をSNSでライブ配信
さらに、館内の大水槽「サンゴの海」で見られる一斉産卵にあわせて、公式Instagramでのライブ配信も予定されています。
配信は5月中旬から6月初旬の間の1日または数日で、午後10時前後に実施する予定。年に一度、ミドリイシ類のサンゴが一斉に産卵するところを、解説員のトークとともにリアルタイムで楽しむことができます。
産卵ライブ配信の様子(提供:一般社団法人 沖縄美ら海財団)生物の状態によっては配信を行えない場合もありますが、配信する際は事前に公式Instagramのストーリー機能で告知。現地に足を運べない人でも、自宅から貴重なサンゴの産卵を観察できる機会となりそうです。
サンゴ礁の不思議と重要性を学ぶ
沖縄美ら海水族館は、「沖縄の海との出会い」をテーマに、南西諸島や黒潮の海に暮らす多様な生きものを展示しています。
今回の「サンゴ繁殖展2026」は、サンゴ礁の不思議とその重要性を、一般の来館者に楽しく伝える場となりそうです。
詳細は同館の公式ホームページで確認できます。
※2026年4月27日時点の情報です
(サカナト編集部)