『漁撈伝承(ぎょろうでんしょう)』│川島秀一(著)
伝承・神話から心霊話まで……海にまつわる様々な逸話とその所以を考察しまとめた本書。資料とともに、伝承に基づいた文化の広がりや根拠が詳細に記されており、民俗学に興味のある大人の方におすすめ。
内容は少し難しめですが、伝承がここまで海と人との関わり・地域性を表現しているのかと驚かされます。
生き物や自然環境だけではなく、海辺の人々の暮らしや生活を知る事も“海”を知ることのひとつではないでしょうか。
『釣針』│直良信夫(著)
魚を釣るには欠かせない“釣り針”。どのような系譜を辿って今に至るのか、考えたことはありますか?
釣り針を知ることは、釣り文化を知ることでもあります。本書では、日本だけでなく世界のあらゆる地域における、釣り針の歴史・特徴から釣り人の生活まで紐解きます。
『世界の食・農林漁業・環境 ほんとうのエコシステムってなに?』│二平章・佐藤宣子(編著)
魚食文化をはじめ持続可能な未来にむけて、自分なりに考え行動に移すための糸口が見つかる一冊。漁業や林業に関するもやもやとした疑問を抱えた人や、それらの現状と基本的な知識を網羅的に学びなおしたい人におすすめです。
流通から経営、資源問題や生物多様性、保全・管理まで幅広いテーマがわかりやすく掲載されており、また漁業と林業の多面的なつながりもみえてきます。
『世界の食・農林漁業・環境 ほんとうのエコシステムってなに?』│二平章・佐藤宣子(編著)-SAKANA BOOKSオンライン
『アワビと古代国家 『延喜式』にみる食材の生産と管理』│清武雄二(著)
題名からも興味をそそられる、アワビの文化誌。古代日本では、神の食事として供されていたという鮑の知られざる一面が明らかになります。
日本史についての言及も多く、水産加工だけでなく歴史に興味のある方におすすめ。ブックレットなので厚みはないですが、読み応えは十分にあります!!
『アワビと古代国家 『延喜式』にみる食材の生産と管理』│清武雄二(著)-SAKANA BOOKSオンライン
『生き物をうさがみそーれー:沖縄・奄美 おじいおばあの食物誌』│盛口満(著、イラスト)
沖縄・奄美の地物食材や料理が紹介された食物誌です。筆者が直接、沖縄・奄美のおじい、おばあから聞いた話や経験談・知識を元に各食材を紹介します。
比較的ライトな語りで読みやすく、材料の確保・加工から調理まで…まるで自分も筆者とディープな食を目の当たりにしているような気持ちで読み進められます。
食が如何に地域性と紐づいているのか、感じさせられる生活史としても楽しめる1冊です。
『生き物をうさがみそーれー:沖縄・奄美 おじいおばあの食物誌』│盛口満(著、イラスト)-SAKANA BOOKSオンライン
サカナ本はSAKANA BOOKSで!
サカナト編集部とSAKANA BOOKSスタッフによるおすすめの本、いかがでしたか?
本を読んだ後はぜひ、生活にサカナを取り入れてみましょう。
なお、本記事で紹介した本は、東京・新宿区にあるサカナに特化した本屋『SAKANA BOOKS』の店頭で取り扱いがあります。
(サカナト編集部)
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