神奈川県藤沢市にある新江ノ島水族館は7月3日から9月30日までの期間、「えのすいまるごと大解剖展」を開催します。
「生物」「技術」「情熱」の3つの視点から“えのすい”を徹底解剖する企画展です。
えのすいまるごと大解剖展 キービジュアル(提供:株式会社 新江ノ島水族館)“えのすい”をつくるさまざまな仕組みを学べる
えのすいまるごと大解剖展では、生きものについて知るだけでなく、水族館の水槽がどのような仕組みで成り立っているのかを深掘りしたり、飼育展示以外のお仕事を覗けたりと、水族館の裏側までまるっと知ることができるといいます。
普段は見えない水槽の仕組みを公開
「相模湾ゾーン」の常設展示では、海洋生物の宝庫である相模湾をさまざまな切り口で紹介。ここは、迫力ある波が打ちつけるようすを再現しているのが特徴です。
大水槽の仕組みを解剖し、その裏側を知ることで、魚たちが健康に暮らすための工夫を学ぶことができます。
相模湾水槽の波(提供:株式会社 新江ノ島水族館)また、相模湾キッズ水槽の一部も透明板に貼り換えられ、内部が直接観察できるようになるほか、展示されている生きものの解剖図も紹介されるといいます。
世界唯一の展示と深海生物の秘密も明らかに
湘南の特産品かつ世界で唯一常設展示されている「シラス(カタクチイワシの仔魚)」の飼育・繁殖の工夫のほか、カタクチイワシの体の仕組みも紹介。
さらに、館内「深海Ⅰ ~JAMSTECとの共同研究~」では、深海の中でも極めて特殊な「化学合成生態系」で生きる深海生物を飼育研究する水槽の仕組みや、硫化水素をエネルギー源にする生き物の体の仕組みも解説します。
深海Ⅰ ~JAMSTECとの共同研究~(提供:株式会社 新江ノ島水族館)クラゲファンタジーホールでは、プロジェクションマッピング「海月の宇宙」でクラゲ飼育の裏側と美しく漂う姿を演出する秘密を大解剖。
生き物の体の仕組みを学べるスタンプラリーでは、7月3日から8月16日まではバンドウイルカ、8月17日から9月30日まではホシエイが登場。館内を巡りながら、これら2種の生きものについてもより深く学ぶことができます。
さらに、サメ水槽に暮らす「アカシュモクザメ」の体の仕組みや、えのすいの調査・研究についてなど、えのすいに関わることを隅から隅まで学ぶことができる展示となりそうです。
潜水調査船「しんかい2000」も大解剖
「深海Ⅱ ~しんかい2000~」エリアでは、2012年のJAMSTEC有人潜水調査船「しんかい2000」常設展示開始当時のエピソードや、「しんかい2000」がえのすいに到着するまでの様子を映像で楽しむことができるそう。
常設展示の開始に向けては、展示方法の試行錯誤があったのだとか。
しんかい2000(提供:株式会社 新江ノ島水族館)7月11日には、同エリアで「しんかい2000」の公開整備も実施。毎年開催している人気プログラムですが、今夏はテーマを「『しんかい2000』を大解剖」として開催します。
元「しんかい2000」運航チームによる船の構造や機器についての解説を聞きながら、迫力ある公開整備作業を見ることができます。
限定グッズと生長ステージラリーも登場
メインショップでは、『えのすい大解剖図鑑』(1320円)を販売。本展示にまつわる内容が詰まった冊子で、自宅でもえのすいの裏側に触れることができます。
さらに、本展示・図鑑でイラストをてがけたきのしたちひろさんの描き下ろしグッズや限定オリジナルグッズも登場します。
きのしたちひろさん描き下ろしグッズの一部(提供:株式会社 新江ノ島水族館)本展示について、詳しくは新江ノ島水族館の公式ホームページに掲載されています。
※2026年6月26日時点の情報です
(サカナト編集部)