大阪市港区の海遊館で8月22日、館内3階の「海月銀河」で、有明海に生息する大型のクラゲ「アリアケビゼンクラゲ」の展示が始まりました。
約1カ月間の期間限定で、直径約60cmの個体2匹と約30cmの個体1匹が展示されています。
有明海に生息する大型クラゲ
アリアケビゼンクラゲは、成長すると傘の直径が約60cm、体重が約20kgに達する大型のクラゲです。日本では有明海にのみ分布しており、7月から10月頃にかけて沖合で刺網漁によって漁獲されています。
アリアケビゼンクラゲ(提供:海遊館)食用になることから、英名では「Edible jellyfish」と呼ばれています。近年は類似種との混同を避けるため、ビゼンクラゲの一種から現在の「アリアケビゼンクラゲ」という名称に改められています。
今回展示されているのは、傘の直径が約60cmの2匹と約30cmの1匹です。生きものの状態によって、展示期間や展示数が予告なく変更される場合があります。
20年以上にわたる調査と飼育展示
海遊館では2001年から有明海でアリアケビゼンクラゲの調査を続けており、2002年には大型個体の輸送と飼育展示に初めて成功しています。今回も有明海でクラゲ漁が始まる時期に合わせ、研究・展示用の個体を採集しました。
展示は、こうした調査活動と飼育展示の取り組みを背景に実施されています。海遊館では、生きものや自然環境に関心を持つ機会につなげることを目的としています。
アリアケビゼンクラゲの期間限定展示について、詳しくは海遊館の公式ホームページに掲載されています。
※2026年8月28日時点の情報です
(サカナト編集部)