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三重県名張市の「赤目滝水族館」に行ってみた 水槽観察のあと生き物たちが実際にすむ川へ

三重県名張市にある観光スポット「赤目四十八滝」。滝川と森がつくる渓谷で、それぞれの滝をつなぐ約3.3kmが遊歩道となっていて、回遊することができます。

季節ごとに変わる風景の中で滝を眺めることができるほか、ハイキングや森林浴など様々な形で自然を感じることができる場所です。

赤目四十八滝を訪れた際に立ち寄りたいのが、「赤目滝水族館」です。赤目四十八滝の入口に位置するこの水族館では、赤目の川に実際に生息する生き物たちを観察することができます。

渓谷を彩る様々な生き物たち

館内に入ってすぐ目に入ったのは、魚の水槽……ではなく、なんとコケの展示。渓谷を彩る身近な植物にも目を向けた展示からは、大きな水族館とは違ったローカルな雰囲気が感じられます。

その先には、手書きのポップが添えられた水槽が並びます。魚だけでなく、カエルやサンショウウオなど赤目周辺に暮らすさまざまな生き物が展示されていました。

オオサンショウウオの存在感に圧倒

館内で特に印象に残ったのが、オオサンショウウオです。

泳ぎを披露するオオサンショウウオ(撮影:さご)

赤目滝水族館ではオオサンショウウオが推されており、その存在感は抜群。筆者は、動いているオオサンショウウオを実際に見るのは今回が初めてでした。

迫力満点のオオサンショウウオ(撮影:さご)

写真や図鑑では何度も見たことのある生き物ですが、水槽の中をゆっくり動く姿を実際に見ると、想像していた以上の迫力があります。

「こんな大きくて不思議な生き物が、このすぐ近くの川に暮らしている」──そう思うと、これから赤目の渓谷を歩くのが楽しみになってきます。

水槽の生き物は、すぐそばの川から

赤目滝水族館の面白さは、展示されている生き物と、その生息環境との距離がとても近いことです。

滝川で生息する魚たちの展示(撮影:さご)

ここで見られるのは、遠く離れた場所から集められた珍しい生き物たちではありません。赤目の川に暮らす生き物を、実際に見ることができます。

オオサンショウウオと比べると小さくて可愛い子たち(撮影:さご)

そして、この水族館を出れば、そのまま赤目四十八滝の渓谷へと続いていきます。水槽を見た直後に、今度はその生き物たちが暮らす場所を歩くことができるのです。

水族館を出ると雄大な自然

赤目五瀑のうち、不動滝、千手滝、布曳滝を目指して渓谷を歩きました。

そこでまず驚いたのが、川の水の透明度です。場所によっては水中の様子がはっきりと見え、魚が泳ぐ姿もしっかり確認することができました。

1番最初に出迎えてくれる不動滝(撮影:さご)

水族館で見た魚たちを思い出しながら川を眺めていると、不思議な感覚になります。さっきまで水槽の中にいた魚たちが、今度は本物の川の中を泳いでいる。もちろん同じ個体ではありません。

それでも、水族館で見た姿と目の前の川で泳ぐ姿が重なり、「水族館で見た生き物は、本当にこの川からやってきたんだ」とひしひしと感じました。水族館では生き物そのものをじっくり観察できます。

透き通るような水で底までよく見える滝川(撮影:さご)

一方、実際の川を歩けば、水の流れや岩、周囲の森など、生き物が暮らす環境そのものを見ることができます。

今回は不動滝、千手滝、布曳滝まで歩きましたが、赤目五瀑はまだこの先にも続きます。想像していた以上にアップダウンがあり、なかなか歩きごたえのある道のりでした。

細い一筋の流れが美しい布曳滝(撮影:さご)

今回は体力と時間の都合でここまでとなりましたが、体力に自信のある方は、ぜひ五瀑すべてを目指してみてください。

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さご

さご

バブルこうせんを撃ちたい

ただの魚が好きな人。奈良県在住。大学ではまったく魚に関係のない哲学を学んでいた。今までの人生経験を活かして記事を書いたり書かなかったりする。海無し県民でも魚への愛情は負けません。

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