その3:私はあなたと違う種類だよ作戦
同じ種類でも、子どもだからといって守られるほど社会は甘くありません。悲しいことに、同じ種類と気づかれたら攻撃をされてしまうことがあります。それは、魚の縄張り意識によるものです。
魚の中には絶対に守りたい行動範囲である縄張りの意識が強い魚がいます。縄張りには同種の魚は入れません。そこで成魚とは異なる模様を持ち、同種ではない顔で過ごす魚がいます。
例えば、幼魚と成魚で全く異なる模様や形をしていることで有名なタテジマキンチャクダイは、成魚では名前の通り縞模様になりますが、幼魚では複数の円でできたような模様です。
水族館の幼魚コーナーにも注目
本記事では生きて大人になるための“生存戦略“に焦点を当てて紹介してみましたが、幼魚はなんといってもかわいさが魅力です。
水族館にも幼魚コーナーがあったり、幼魚に特化した水族館もあったりするので、ぜひ幼魚に注目してみてください。
(サカナトライター・百葉)
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