三重県伊勢市にある「ゼロ距離水族館 伊勢シーパラダイス」で6月13日から8月31日までの期間、ウミガメの産卵シーズンに合わせた夏季特別展「ウミガメたちはどう生きるのか」が開催されます。
串本海中公園から貸与されたアカウミガメとアオウミガメの幼体を展示するほか、ヒメウミガメの剥製に触れられる体験型展示などを通じて、ウミガメの生態と海洋環境問題について楽しく学べる企画です。
子ウミガメの「ゼロ距離」展示
三重県伊勢市にある「ゼロ距離水族館 伊勢シーパラダイス」が実施する夏季特別展「ウミガメたちはどう生きるのか」は、子ウミガメの生体展示と参加型展示を組み合わせ、子どもから大人まで幅広い来館者がウミガメのくらしと海の環境について学べる内容になっています。
会場は館内の「ふれあい魚館 特別展示ブース」。和歌山県にある串本海中公園から貸与されたアカウミガメとアオウミガメの幼体を間近で観察でき、甲羅の色合いや頭部の形など、種ごとの違いや特徴を間近に見ることができるといいます。
夏季特別展「ウミガメたちはどう生きるのか」 キービジュアル(提供:株式会社伊勢夫婦岩パラダイス)あわせて、ウミガメが成長の過程で直面する課題を、ポップをめくりながら2択形式で学べる参加型コーナーも設置され、クイズ感覚で生存環境や生態への理解を深められるよう工夫されているそう。
さらに、ヒメウミガメの剥製に実際に触れられる展示も実施。来館者は甲羅の形や質感を自分の手で確かめることで、図鑑や映像だけではわかりにくいウミガメの体の特徴を体感できます。
参加型・体験型で海洋環境を学ぶ
会場内では、串本海中公園が取り組むウミガメの保護活動を紹介するパネル展示も実施され、生体展示に加えて保全の視点からもウミガメを学べる構成としています。
近年、海洋汚染や気候変動などで海を取り巻く環境は大きく変化しており、本展ではウミガメの魅力を伝えるだけでなく、その背景にある海の現状と未来について考えるきっかけづくりを目指しています。
展示されるのは、アカウミガメとアオウミガメ。アカウミガメは、大きな頭部と赤みがかった甲羅が特徴で、主に貝類や甲殻類などを食べる肉食傾向の強いウミガメです。
アカウミガメ(提供:株式会社伊勢夫婦岩パラダイス)一方、アオウミガメは青緑がかった黒色の甲羅と比較的小さな頭部が特徴で、海藻や海草を好んで食べる草食傾向が強い種類として知られています。
アオウミガメ(提供:株式会社伊勢夫婦岩パラダイス)いずれの展示個体も、生き物の体調によって展示内容が変更になる場合があります。
ウミガメを取り巻く環境を改めて見つめなおす
ゼロ距離水族館 伊勢シーパラダイスは、「近年、海洋汚染や気候変動など、海を取り巻く環境は大きく変化しています。本展示を通して、ウミガメという生きものの魅力だけでなく、その先にある海の現状や未来についても目を向けていただくきっかけづくりを目指します」とコメントしています。
ウミガメは海洋環境の変化の影響を大きく受ける生きもの。ウミガメについて学ぶことで、環境変化を自分ごととして捉える機会にもなりそうです。
※2026年6月12日時点の情報です
(サカナト編集部)