家電量販店のくじ引きでもらったシーフードカレーのルー。せっかくカレーを作るなら、地元・山口県の魚介類をたっぷり使った“山口らしい一皿”にしてみたいと思いました。
山口県は、フグやハモ、ケンサキイカなど多彩な水産物の産地として知られています。そこで今回は、地元スーパーで手に入る山口県産の魚介や野菜を使い、オリジナルのシーフードカレー作りに挑戦します。
山口県で有名な魚介類は?
山口県では、フグ(下関市)や瀬付アジ(マアジ/萩市・下関市など)、あいおえび(クルマエビ/山口市)、甘味鮎(山口市)、西京はも(防府市)、笠戸ひらめ(下松市)、北浦特牛イカ(ケンサキイカ/下関市)・仙崎イカ(同/長門市)など、さまざまな水産物が有名です。
下関にあるフグのモニュメント(提供:PhotoAC)取扱量が日本一で全国的に有名なフグをはじめ、あいおえびや笠戸ひらめなど、地域の名前を冠した有名な養殖魚等もあります。
今回は、これらの山口県が誇る水産物を使って、山口ならではのシーフードカレーを作っていきます。
地元産の魚介と野菜を揃える
地元の名産として知られる魚介類を整理したところで、まずは食材の買い出しに向かいました。
地元スーパーに足を運び、下関産のイカとハモを購入。これをメインにしたカレーを作ることにしました。
材料の玉ねぎ・レンコン・トマト・ハモ・イカ(撮影:コトイロドリ)あいおえびも欲しかったのですが、主な販売時期は概ね10〜3月ごろと時季が過ぎていたので購入できず、断念。
野菜は同じく地元産品の玉ねぎ・岩国れんこん・垢田トマト(どちらも山口県産の表記)を使うことにしました。なお、お米や調味料は県内産にこだわることが難しかったため、国内製造の市販品を使用します。
イカ・玉ねぎ・トマトを炒めて煮込む&レンコンとハモは揚げ焼きに
イカと玉ねぎをバターで炒め、表面に焼き目がついたところで刻んだトマトを投入。
10分程度炒めてトマトから水が染み出してきたら、少しだけ水を加えて30分、その後ルーを入れて10分程度煮込みます。
具材を鍋で炒める(撮影:コトイロドリ)その間に一口サイズに切ったレンコンとハモに片栗粉をつけて、揚げ焼きにしました。
濃厚なイカとあっさりしたハモの組み合わせが絶妙
こうして、イカのうま味が口いっぱいに広がる濃厚なシーフードカレーが完成。揚げ焼きにしたハモとレンコンはサクサクで、味は割とあっさりしていたので箸休めにぴったりです。
出来上がったシーフードカレー(撮影:コトイロドリ)これまで意識して食べたことがなかったイカやハモは、改めて食べてみてそのおいしさに驚きました。
地域で取れた魚介類は輸送距離や時間が短くて済むため、新鮮な状態で食卓に並べられることもおいしさにつながっているのかもしれません。
思いつきで始めた“地元産品シーフードカレー”作り。自分の住んでいる地域の水産資源について、改めて知る良いきっかけになりそうです。
地産地消にもつながる? 地元スーパーや市場を巡ろう
「地産地消」とは、地域で生産された野菜・肉・魚などの農林水産物をその地域で消費することですが、農林水産省のホームページによると、地域で生産が不足している農林水産物については、他の地域で生産されたものを消費することも、地産地消に含まれるそうです。
食料自給率の向上や環境負荷の低減・地域の活性化などの目的で、日本全国において様々な取り組みが行われています。
今回のカレー作りを企画する段階で、実は地域にある複数のスーパーを回りました。
すると、「地元の魚コーナーが広い」「土曜日に地元で取れたばかりの魚を扱うタイムセールをやっている」といった発見があり、各店で行われている地産地消の取り組みを楽しみながら知ることができましたよ。
子どもの食育や地域への関心向上にも
教育の面でも、魚介類の地産地消はおすすめです。
自分が住んでいる地域で生産される魚介類が何か・旬はいつかなどを学ぶことができますし、地域で生産された魚介類や野菜などを食べることと社会の繋がりについて気が付くきっかけにもなります。
今回は、山口県の魚介類を調べて実際にスーパーに足を運び、調理して食べるところまで子どもと一緒に行いました。子どもにとっても、自分の住んでいる地域の魅力を知る一歩にもなりそうで、社会分野の自由研究にも良さそうです。
スーパーも手頃でよいですが、地元の市場に出向いても面白い発見があると思います。
「これは何という魚なの?」「山口県でとれた魚なの?」などの質問にも丁寧に答えられましたし、自分でわからないことがあれば一緒に調べることでかけがえのない経験にもなります。
ぜひみなさんも、ご自身の住んでいる地域のオリジナルカレーを作ってみてくださいね!
(サカナトライター:コトイロドリ)