兵庫県神戸市の「AQUARIUM×ART átoa(アトア)」は、淡路島で発見された国内2例目となる白化個体のウチワザメを、4月16日から常設展示します。
通常は砂泥に溶け込むような茶褐色の体色をもつウチワザメですが、今回の個体は全身が真っ白な珍しい姿で、水槽越しにその貴重な姿を間近で観覧できます。
希少な白いウチワザメを展示
ウチワザメは名前に「サメ」と付きますが、分類上はエイの仲間で、沿岸域の砂地に暮らす底生魚です。
砂に身を潜めて日中はじっと身を隠し、夜間にエビ類や貝類などの底生生物を捕食して生活しています。
野生の魚類では、まれに本来とは異なる体色をもつ「白化個体(アルビノ)」が見つかることがありますが、ウチワザメの白化個体は極めて珍しく、アトアによると国内では2例目という大変希少なケースだといいます。
白いウチワザメ(提供:株式会社アクアメント)本来は周囲の砂泥に紛れる茶褐色の体色をしているため、全身が白い個体は自然界では非常に目立ち、天敵に狙われやすいなど、生存には不利と考えられています。
今回の個体は、砂の中に潜る習性を生かして巧みに身を隠し、過酷な環境を生き抜いてきた可能性があるとされています。
美しいウチワザメを観察しよう
白いウチワザメは、アトア2階の「マリンノート」エリアで1個体が展示されます。 展示開始は4月16日からで、常設展示として公開される予定です。
同館は「白く美しい姿を水槽越しにゆっくりご覧いただきたい」としており、希少な白化個体ならではの存在感を間近で体感できるのが大きな見どころです。
なお、生物の状態によっては予告なく展示を終了する場合があるとのこと。
展示についての詳細はアトアの公式ホームページに掲載されています。
※2026年4月15日時点の情報です
(サカナト編集部)