フグの仲間にはマンボウやカワハギ、ハリセンボンなど、見た目が変わっていたり可愛かったりする種が多く含まれています。
そんな彼らには“好奇心が旺盛”という一面があると筆者は考えます。
フグの仲間は全部で10科
”フグの仲間”とは、フグ目に分類される魚類を指すことが多いです。
フグ目は、イトマキフグ科・ウチワフグ科・ベニカワムキ科・ギマ科・モンガラカワハギ科・カワハギ科・ハコフグ科・ハリセンボン科・フグ科・マンボウ科の10科を含んでいます。
ハコフグやハリセンボンはフグの仲間としてよく知られていますが、カワハギやマンボウまでフグの仲間であることはあまり認識されていないかもしれません。
そんなフグの仲間ですが、筆者の経験上、かなり好奇心旺盛かつ賢い魚だと感じることが多くあります。水族館の水槽の前で指などを細かく刻むように動かすと、フグの仲間がそれを追いかけることがあったのです。
水族館で体験した3つの例
数年前、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)を訪れた際にテングハコフグという珍しい種類がいました(2026年8月現在は、展示されていないようです)。
試しに指をこちょこちょ動かすと、すごい勢いで食いついてくるではありませんか。
テングハコフグ※現在での飼育は終了(撮影:俊甫犬/撮影場所;鴨川シーワールド)それどころか、しばらく経ってからその水槽を再び訪れると、遠くにいたテングハコフグがこちらに気づいて近寄ってきました。
まるで、顔まで覚えてくれているように感じてしまいます。
動きに反応するソウシハギ&アミモンガラ
沼津港深海水族館(静岡県沼津市)では、カワハギ科のソウシハギが展示されていました。訪問した際、筆者は訳あって人差し指を負傷していて、ギブスをつけていました。
ソウシハギ(撮影:俊甫犬)(撮影場所:沼津港深海水族館)それを小刻みに震わせると、やはり食いついてきます。
近づいてきたもう一匹を追い払う様子も見られたので、かなり気に入ったようにも見えました。
幼魚水族館(静岡県清水町)にはアミモンガラがいました。モンガラカワハギ科の一種です。
アミモンガラ(撮影:俊甫犬)(撮影場所:幼魚水族館)レシートを小刻みにゆらすと、やはり食いつきます。
その個体は、飽きたかとおもえば寄ってきたりと反応に波がある個体でした。
フグ類は全体的に好奇心旺盛な魚?
インターネット上でもフグが飼い主に懐いたり、餌をねだったりという情報は数多くあります。そして、この特徴はフグ科のみならず、フグ目の幅広い科でこのような生態が見られるようです。
これまで個体差や種類による程度の違いももちろんありましたが、全体的にみてやはり「フグは好奇心旺盛で賢い」と言えるのかもしれません。
フグの仲間には、水族館のみならず釣りやダイビングでも出会えます。行動を観察したり見慣れない物を見せると面白い反応をするかも知れません。
彼らに出会ったときはぜひ試してみてください。