滋賀県栗東市の栗東芸術文化会館さきらで9月5日、環境や資源循環について親子で学ぶ体験イベント「家族でワクワク!みらいの涼風」が開かれます。
会場には約300個のガラス製風鈴を使った「風鈴トンネル」が設置され、地域企業や環境団体による工作、クイズ、展示などが行われます。
風鈴の音から考える“夏のエネルギー”
イベントの象徴となる風鈴トンネルは、全長約10.6メートル、幅約3.5メートル、高さ約2メートルの規模で、約300個の風鈴が使用されます。
風鈴はメンバーが手描きで絵付けしており、それぞれにマイバッグやマイボトルの利用、こまめな消灯など、日常で取り組めるカーボンアクションを記した短冊が取り付けられるといいます。
風鈴と、カーボンアクションを記した短冊(提供:公益社団法人日本青年会議所近畿地区協議会)風鈴は電気を使わず、風や音で涼しさを感じられる夏の道具として知られています。
主催団体は、涼しさの感じ方に目を向けることで、冷房利用と環境負荷の関係を考えるきっかけにしたい考えです。環境省によると、冷房時の設定温度を1度緩和した場合、消費電力量は約13%削減できるとされています。
廃棄物を活用した工作体験も
会場では、県内企業による、事業活動で生じる廃材や資源を活用した体験ブースを設置。水口テクノスは再生砕石や生ごみ堆肥を使うテラリウム作りを、ヤマダ油脂は家庭や飲食店から回収した廃食油を使う石けん作りを行います。
旭ハウジングは、木材加工時に出る端材を使ったスマートフォンスタンドやペン立ての組み立て体験を予定しています。
各社は、従来は廃棄される可能性があった素材を新たな資源として捉え、子どもたちが資源循環を体験的に理解できる場にしたいとしています。
また、参加者それぞれが日常でできるカーボンアクションを短冊に書き、風鈴と共に持ち帰れる企画も実施。家に帰ってからも環境に配慮した行動を実践できる仕組みづくりの一環だといいます。
このほか、竹団扇をつかった「カーボンアクション10 GOALS」クイズラリーや自転車発電、電気自動車の展示、段ボールコンポストの説明会などが行われます。
食、買い物、琵琶湖の環境を学ぶ企画
淡海環境保全財団滋賀県地球温暖化防止活動センターは、琵琶湖の在来種と外来種について学ぶ体験企画や、家庭のエネルギー使用状況を確認する「うちエコ診断」を実施します。
飲食ブースには県内の店舗が出店し、地元産食材の活用や簡易包装、食品ロス削減などに取り組むそう。フリーマーケットでは購入者に花の種を渡し、家庭で植物を育てる行動につなげる企画も予定されています。
※2026年9月3日時点の情報です
(サカナト編集部)