アゴハゼ・ドロメを飼育する
アゴハゼもドロメも飼育自体はしやすく、海水魚を飼おうと思っている方が飼育し、その基礎を学ぶのに最適な魚ともいえます。
下記写真の個体は20年以上前に飼育していたアゴハゼで、筆者の弟が宮崎県の磯で採集したものです。
宮崎県で採集したアゴハゼを飼う(提供:椎名まさと)比較的小型の水槽でも終生飼育ができ、餌も配合飼料などなんでも食べますので、海水魚飼育の仕方を学ぶのにはぴったりの魚といえるでしょう。ただし、口に入る魚を襲って食べてしまうこともあるため、注意しなければなりません。
もうひとつ注意点があります。
一度飼育した魚や生物をふたたび海に戻すことはしてはいけません。
一緒に飼育している魚が寄生虫や病気を持っているかもしれないし、場合によっては餌に寄生虫が混入しているかもしれず、そのような魚が再び海に放流されたらどのような影響があるかわかりません。
そのため、同じ場所でも再放流はしないように、最後まで面倒をみてあげましょう。
実際に見分けてみよう
アゴハゼとドロメは、日本の本州から九州にかけてのほとんどの地域で見られるハゼの仲間です。
そっくりではありますが、じっくり観察して、実際に見分けてみましょう。そうすれば磯遊びがまた楽しいものになるはずです。
そして持ち帰って飼育してみるのもよいのですが、いちどお持ち帰りした魚は決して逃がさないようにしましょう。
参考文献・参考URL
松原喜代松. 1955. 魚類の形態と検索.石崎書店.東京.
中坊徹次編. 2013.日本産魚類検索 全種の同定 第三版.東海大学出版会.秦野.
中坊徹次編. 2018. 小学館の図鑑Z 日本魚類館.小学館.東京.
佐々木 喬・服部 仁. 1969. ハゼ科の2近縁種(アゴハゼとドロメ)の潮溜りにおける共存関係.魚類学雑誌 15(4) : 143-155.
冨山一郎・阿部宗明・時岡 隆.1958.原色動物大圖鑑2巻.脊椎動物魚綱・円口綱,原索動物.北隆館,東京.
2