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生物採集好きが“普通の潮干狩り”に行ってみた! 面白かわいい<干潟生物>たち

初夏、特にゴールデンウイークの海のアクティビティといえば潮干狩りです。

毎年、東京湾内湾の干潟は多くの観光客でにぎわいます。海のアクティビティとはいえ、足元の水たまり程度しかない潮干狩りは溺れる心配もなく、家族で安全に楽しめます。

しかし、生き物を採集したり観察したりするのが好きな筆者は、いつも干潟の奥深くにしか行きません。それゆえ幼少期以来、ろくに潮干狩りをしたことがありませんでした。

そんな私がウン十年ぶりに“まともな潮干狩り”を体験。当日の様子をレポートします。

海の新たな一面を知るため潮干狩りへ

前述のように、筆者が干潟でいつもしていることは潮干狩りではなく、生き物観察や採集です。

特にアマモという海草が生い茂る“アマモ場”をよく訪れます。仕事の一環でアマモの保全活動や展示を始めたこともあり、より一層干潟やアマモへの想いが強くなっています。

そんな筆者を特に生き物好きでもない友人が「潮干狩りに行かないか?」と誘ってくれました。「潮干狩りかぁ」なんて思いましたが、よく考えるとほとんどやったことのない海のアクティビティ。これはいい機会かもしれないなと思い、行くことにしました。

千葉・木更津の潮干狩り場へ

訪れたのは、千葉県木更津市にある「牛込海岸」の潮干狩り場です。初夏になると多くの観光客でにぎわいます。

筆者が木更津へ行くには東京湾アクアライン〜海ほたるを経由する必要があるのですが、休日のアクアラインの混み具合は大変恐ろしいもの。早朝に友人をピックアップし、足早にアクアラインを渡ります。

さっそくお宝さがし開始!

牛込海岸はきちんと整備された干潟で、海の深い所へはそもそも行けません。非常に安全に潮干狩りを楽しむことができます。

牛込海岸(撮影:みのり)

目的はもちろんアサリなのですが、干潟に入って真っ先に目に飛び込んできたのはキサゴの仲間の貝殻です。

キサゴは浅い砂地に棲む巻貝の仲間で、非常に似た種にイボキサゴがおり、パッと見ただけではどちらか判別はつきません。

しばらく観察していると、貝殻の中からかわいいお顔が出てきました。

写真では分かりにくいですが、恐らくユビナガホンヤドカリという干潟に生息するヤドカリの仲間です。

キサゴの仲間の貝殻から顔を出すユビナガホンヤドカリ(撮影:みのり)

発見した干潟の生き物たち

潮干狩りに来たのに、結局のところ、他の生き物ばかり探していました。

まずは小さな甲殻類であるニホンスナモグリ。単に「スナモグリ」と呼ばれることもあります。

砂の奥深くに穴を掘って棲んでいる甲殻類です。大きくなると5〜6cmほどになりますが、このスナモグリは1cm以下の小さなスナモグリでした。

ニホンスナモグリ(撮影:みのり)

ツメタガイという貝もみつけることができました。海岸に落ちているアサリの貝殻に丸い穴が開いていることがありますが、それはこのツメタガイがアサリに穴をあけて食べている証拠です。

ツメタガイ(撮影:みのり)

やはりアサリを狙って、ここの干潟にもやってきたのでしょう。アサリ漁師もツメタガイには悩まされているようです。

せっかくお金を払い、制限時間もある中でアサリではない他の生き物を探すのも、もったいない話。きちんとアサリも見つけて、家に帰りました。

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みのり

みのり

センス・オブ・ワンダーを大切に

水族館に関するお話やフィールドワーク体験の記事を中心に、自然環境の素晴らしさやそれらを取り巻く文化的なお話もお伝えしていきます。

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