サカナをもっと好きになる

キーワードから探す

ババアと呼ばれるゲンゲがいる?

タナカゲンゲの切り身(提供:PhotoAC)

魚には変わった地方名が付けられていますが、人々から「ババア」と呼ばれる魚もいます。

タナカゲンゲはゲンゲ科マユガジ属に分類される魚で、その顔つきから島根県では「ババア」と呼ばれています。本種はゲンゲ科の中では大型になる種でその大きさはなんと1メートル以上。

主に日本海側の底引き網で漁獲される魚で、地元では煮付けや鍋、フライなど様々な料理で食べられています。しばしば関東の市場にも入荷があり、徐々に地名度が上がっている魚でもあるようです。

かつては利用価値がないことから捨てられていた魚ですが、現在では徐々に食用として流通するようになりました。ゲンゲのように昔は価値が無かった魚たちでも時代が変わり値段が付くのはとても良いことですね。

(サカナト編集部)

1

2

  • この記事の執筆者
  • 執筆者の新着記事
サカナト編集部

サカナト編集部

サカナに特化したメディア

サカナに特化したメディア『サカナト』。本とWebで同時創刊。魚をはじめとした水生生物の多様な魅力を発信していきます。

  1. 深海にある山のような地形<海山> 浮遊幼生による海山間の遺伝的・生態的な連結が判明

  2. 天然能登ぶりの最上位ブランド<煌>の2025初競り結果は? 6つの厳しい審査を突破した1本【石川県金沢市】

  3. 太古より世界各地に生息するワニの魅力を探る <ワニ展>開催中【東京都台東区】

関連記事

PAGE TOP