アタリはあるけどわかりにくい
他のポイントではアタリすらなく、あってもテナガエビではなくハゼの猛襲でした。しかし、荒川のポイントでは、明らかにそれまでと違うアタリを感じました。
荒川でも岩の隙間でテナガエビを狙う(抵抗:みのり)食ったかな?と思うタイミングで竿をあげますが、テナガエビはかかっていません。気のせいか……と思った次の瞬間、隣にいた釣り人が目の前でテナガエビを釣りあげました。
ということは、確実にテナガエビはいる! ハゼであればもっと強く引いて確実に針にかかっているはずなので、あのアタリはテナガエビに間違いない!
既に東京のあちこちをぐるぐる回って疲れていた筆者ですが、少し希望が見えてきました。しかし、ここからが長かったのです……。
テナガエビか?と思って引くと大抵魚(サカナトライター:みのり)この“テナガエビのアタリ”というのが、なんとも絶妙な難しさなのです。
食っただろう!と思って竿を上げると、大抵早すぎでかかっていません。では、もっとじっくり食わせようと長く待っていると、いつの間にか器用に餌だけ外されています。
テナガエビが餌を口に入れ、ハサミで餌を外す前の僅かなタイミングで竿を引く必要がありますが、これが思ったよりも難しい。この“絶妙なアタリ”がテナガエビ釣りの楽しいところでもあるし、難しい“イライラポイント”でもあります。
1匹釣るのにかかったのは「30時間」
前日の“全敗日”と、荒川での“格闘日”をいれると、合計で30時間もテナガエビが釣れずにいました。
「おかしい……簡単に釣れると書いてあったはずなのに……」と、後々釣果情報を調べると、やはり今年は全般的にテナガエビの数が少なかったようでした。
テナガエビ釣りの難しさと不運も相まって、こんなにも時間がかかってしまいましたが、ついに報われる時がきました。
ようやく釣れたテナガエビ第一号(提供:みのり)苦節30時間、ようやく1匹のテナガエビが釣れました。長い……!長すぎるよ!
これまでに深海魚釣りをしたことがありますが、それよりも難しいと感じました。
深海よりも深いところからきたのではないかというくらいに時間はかかりましたが、実際は目の前の岩の隙間にずっといたはず。なんだか悔しい気もしますが、こればかりはアタリに慣れるしかありません。
誰でも手軽にできるテナガエビ釣りですが、その奥深さたるや深海以上に感じました。